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2009年2月 5日 (木)

講演会

昨日4日は、図書館の文学講座の特別講演会が有りました。ずっと楽しみに待っていたんです。
絵本は人生の心の糧~いま、大人こそ絵本を~と言う事で、演者は柳田邦男氏です。
三十年以上前のNHKの記者の頃からのファンです。
ファンと言うのは変な言い方ですが、航空事故の時の適切な解説が報道記者とも思えない切り口で存在感の有る人でした。
そのうち、「マッハの恐怖」と言う本を出して、ノンフィクション賞を貰い、NHKも退職。
と私が解説する事も無いか・・

12月の初めに図書館へ行った時、この講演会を知り、すぐに申し込みをした。
後で聞くと、定員300名の募集が一週間で一杯になったとか、早く予約して良かった。

初めに80年代から家庭内暴力、学級崩壊が始まり、90年代に言葉によりコミュニケーションが少なくなり、2000年前半頃からそれが低学年化して粗暴な傾向が見られるようになった。と言う話をされた。
それは、保育士さんへのアンケートなどを元に専門家が分析した結果だそうです。
多くは、アタッチメント欠落と言うそうです。愛着と言う1才までの親と子の肌を接する愛情が欠落した子供が増えた。
その事に関係した色々な事例や事件になった事を話された。実の親子で無くても、愛情深く育てられた時と、実子でも家庭の事情で手を掛けて貰えなかった子供の事。
子供は経験しない事は感じられない、他者への思いやりの出来ない子供に育って行く。
その経験の中に子供への絵本の読み聞かせが有る。
と言う所から、本題とも言える絵本の話へ続く。
普通は講演者は舞台の真ん中で語ると思っていたら、壇上の右に机を置いて話を始めたので、何かと思っていたら、絵本の所で、スライドが映し出される様になり納得。
絵本を読み聞かせ、言葉で気持を表す事の大切さ、そして、理解すると言う事、絵本を通して子どもとのスキンシップが出来る事。
紹介された絵本の内容と、読んだ子供たちからの感想文の紹介などが有り、静かな語り口から心に響く話に、周りの数人が涙ぐんでいる様子が分かる。
小学3年生と、5年生の素直な感じたままを述べている感想文の紹介では、素晴らしい感受性に感動。
私もぐっと我慢していたけど、とうとう、眼鏡を外してハンカチを持つ。
絵本も、子供の時に読んだ時と、大人になってから、辛い経験をしてからと、その時々で深く理解して行く様になると言う話になり、ご子息を亡くしてから読んで見て、より深く感じた事など、会場全般に浸みわたる話が、2時から3時半までの講演予定時間を1時間オーバーして終わりました。
皆さん、大きく力一杯の拍手です。
遠慮がちに撮った写真はボケてました・・・
005




講演の始まる前に、市の教育長が挨拶した。
その話の中で、我が市では「子供読書活動推進計画」と言う物を平成18年から22年迄の5ヶ年で始められていると言う。
熱く語る姿は教育長と言うイメージから少し離れていて、熱意が感じられて良かった。

その事から計画された今回の講演会だと再び納得。
子供の時から活字中毒だったけど、最近は根気が無くなり、飛ばして読むようになった。
となると、絵本を読んで、見て、想像を膨らませて感じるようになろう。





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「山百合日記」カテゴリの記事

コメント

素敵な時間を過ごされたのですね。(^^)
絵本には不思議な力があるなぁと、読み聞かせをしている時に何度も思いました。
読み手と聞き手の呼吸を感じた時ほど、気持ちの良いものはありませんでした。
最近の絵本はバラエティー豊かで楽しいですから、是非お読みになって、できれば市の図書館のボランティアなんていかがでしょうか?

あ~名前は存じ上げていますが感動的な講演会だったんですね、素晴らしいです。
予定を大幅に遅らせて締めくくったという講演、聞く手の歓喜が柳田氏にも伝わってきた事でしょうね~山百合さんの文面で拍手したい気持ちになりました♪

ももちゃん

子どもたちが小さな頃は、色々な絵本で一緒に遊んだりして楽しんだのに、最近は遠い存在になっていました。
言葉は少なくても、絵で表現されている事で想像したり勝手に物語を膨らませたりと、当時の娘たちとの至福の時間を思い出させて貰えました。
柳田邦男さんのお話は、淡々としていながら、実に説得力が有り、こちらも引き込まれました。

千春ちゃん

どんな内容か、しっかり把握しないままの参加でしたが、期待に違わない講演で感激でした。
何となく、殺伐とした世の中で、絵本によって子供たちの健康な精神性が育まれたらどんなに良いでしょう。
と、しみじみ思いました。
どんな時代になっても、家庭での親子の関係が一番の根なのよね。

時間が許せば、もっとお話しして下さったのではと思う感じでした。
何度も大きな拍手でした。


初めて柳田邦男氏にお会いしたのは、ご子息のお墓参りをされていた時のこと。今でも忘れられない光景です。

内容のある素晴らしい講演会に参加されてましたね。
私も子供とのスキンシップはとても大事だと思います。
絵本を読み聞かせたことも思い出したりして、
若い母親で、がむしゃらに子育てしてきた自分を
ちょこっとほめてあげましたwink

母性本能が欠落してきたのでしょうか?
何が原因なのか、社会全体でもっと深く考えなければね。

今はたま~に行く孫に絵本を読み聞かせていますhappy01

あずささん

柳田氏のご子息の事は衝撃でしたものね。
お墓参りでしたか、切なさを感じます。

子供の成長に必要な物はスキンシップが一番ですよね。
お話では、実子で無くても愛情一杯で育つかどうかで大きく違うようです。
絵本の読み聞かせは子供の小さな頃は、親にも楽しみなのよね。

お孫ちゃんへの読み聞かせですか、可愛いでしょうねhappy01

柳田邦男さんの講演会はいつも盛況ですね。
山百合子さんの感想を拝見していたら、その理由が分った気がします。
私も何冊か文庫でエッセイを持っていますが、
お人柄が忍ばれる感性に鋭さが加わって、大切な言葉・安らぎを得ました。

実親が子をなぶり、それでも唯一の親と慕う子の悲しさ・・
絵本さえ読まされずに育った親は、子にもそうしてやれませんね。
貧しくても心が豊かになれる絵本・・幼稚園や学校でも多く推奨すると良いのに。

柳田氏の作品はたぶん1冊ぐらいしか読んでおらず、ちゃんと読んだことがないけど、いつもしっかりした取材を基にして作っている方だという認識を持ってましたが、これを読むとますます読んでみたくなりますね。

私の同級生が図書館関係の学問をやっていて、子どもの読み聞かせ会を自分でもやっている人がおります。そのときは漠然として聞いていたけど、すごくいいことをやっていたんだなと、今更ながらに痛感。

素晴らしい講演会に行ってこられましたね~happy01

柳田邦男さんと言えば、ご自身の息子さんが自殺すなさった体験を綴った「わが息子・脳死の11日」だったかな~記憶にありますね~

小さい頃から親が子供に読み聞かせしてやることは、子供の想像力や考える力を育てるんですよね~heart01

シャインさん

柳田邦男さんの本はかなり読んでいます。
きちんと取材して、偏らないようにと気を配っている感じがします。

講演で感じた事は、語り口が私たちへの読み聞かせの様だなと思った事。
それで、話に共感して引き込まれて、涙ぐむ人がいるのだと思います。
今こそ、絵本を読んで感性豊かな想像力を持つ大人が増えて欲しい物です。
よく、三つ子の魂と言いますが、それは親が与えてくれるものなんですね。

MINMINさん

お友達が図書館にお勤めですか。
地域の子供たちに良い影響をと言う意図のもとに始められたのでしょうが、全国的に子育てと言う大切な事を認識して広げて欲しいですね。
今回の講演で、色々な事例をあげていましたが、パソコンを教えるより、先に感性を持たせるべきと言うお話は納得できました。

カラッチさん

素晴らしい講演会で、久しぶりに心が一杯になりました。
ご子息をあの様な形で亡くされて、茫然自失の数年だったようですが、書く事で立ち直り、今は絵本の翻訳もされているそうです。
家庭的にも大変だった様ですが、今は絵本作家の方と再婚されて、公私共に充実しているのではと思います。

子供に絵本、思い出すと、子供と同じ絵本の話をしたり、読んだり、の時期は親にとっても良い時間なのよね。
一緒に見ると言うのは、お互いが接近しないと出来ないから、アタッチメントそれがとても良い事なんだわlovely

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